映画『恋人たち』を観た

昨日、テアトル新宿で映画『恋人たち』(橋口亮輔監督)を観ました。映画に詳しそうな人が今年一番の映画だということをつぶやいていたので、それに影響されて行って来ました。

ちなみに、テアトル新宿に行くのは初めてだったので、新宿駅に着いてからとても迷いました。その前に祖母のお見舞いに行っていて、京王線で新宿まで行ったのですが、そもそも京王線には普段から乗らないため、新宿駅でも自分が今どこにいるのかわからない状態に。何とかたどり着きましたが。

さて、映画の内容は前評判の通り良かったです。映画の主人公3人のそれぞれの生活にちょっとした変化が表れるのですが、その変化を通して、3人は恋人たちとどういう運命をたどるのか?、また主人公はどう生きていくのか?を描いています。

観る側にしてみれば、たぶん3人のうちのどの人物に思い入れするかは人それぞれ、その時の気分によって違うと思います。

僕は3人のうちでもゲイの弁護士に何となく思うところがありました。普段は完璧主義で人を見下したような態度をとっているのですが、ふとしたことがきっかけで自分が好意を寄せていた恋人や友達を失ってしまう。自分の思い通りにならないことの方が多いのが人間関係だし、人生ってそんなものなのかなぁと、その弁護士役を通して思いました。

でも、3人のうちでもメインの主人公と思われる男性の「よし!」っていう言葉のとおり、人生何が起こるか予測不能だけども、着実に毎日を過ごしていけばそれだけでいいんだよなとも思えました。

映画は普段あまり観ないので、今年一番!かどうかは分かりませんが、観て損はなかったです。あと、映画はさることながら、テーマソングを歌われているAkeboshiの楽曲にはまってしまいました。