決められない

今日から三連休です。年末年始には映画を観たくらいでどこにも行かなかったので三連休は京都に行こうかなと思ってはみたものの、なかなか決断できずに三連休に突入してしまいました。

初日の今日は午前中は布団の中でゴロゴロして、10時過ぎくらいからやっと起きる始末。自分でも情けない限りです。

結局、横浜のルミネのセールが始まっていたので、ぶらりと気になるお店を回ってきました。

ネクタイを買いたいと前から思ってはいたので、売り場をウロウロと見ていたのですが、全然どれが良いかピンとくるものがなくて決められないのです。ただ、店員さんに相談すると、親身にスーツとの色合いとか教えてくれて得るものは大きかったです。

3時間くらい色々と見て回って、結局買うことに決めたのは職場に履いていく革靴と手袋。革靴は前から買い換えようと思っていたし、手袋は前に落として失くしたり、ボロボロになっていたので欲しかったものではありました。手袋は40%オフだったのでラッキー。革靴はルミネではないお店で買いましたが…。

僕は今日みたいな買い物もそうですが、決めることが苦手です。周りの人の意見に流されやすくて、人に合わせてしまうところがあるんです。自分に自信が持てないというか。

今日はそんな感じでした。

今年の振り返りと来年の抱負

今日は大晦日です。今年はどんな年だったかと振り返ると、例年になくあっという間に終わってしまったという感じです。

6月には思いがけない部署へ転勤を命じられ、また1からのスタートでした。通勤は断然楽になったのですが、仕事の内容は企画部門ということもあり、一つの正解がはっきりと決まっているものではありません。担当者として考えた案を他部署と調整のうえ上司などに諮りながら進めていくという、手間暇のかかる仕事を進めてきました。来年も引き続きの仕事が残っていますが、辛抱強く進めていきたいと思います。

今年は新しい職場ということもあり、平日の緊張感ゆえに休日はぐったりしてしまいましたが、来年は新たに資格試験の勉強を本格的にしようと決めました。これまでは独学で勉強してきたのですが、限界がみえてしまったので、予備校に通おうと思っています。予備校代は確かに高額でどうしようかと悩んだのですが、後悔はしたくないと思い、自己投資と割り切って捻出することにしました。自分の貯金から払うのですが、一応親にも報告はするつもりなのですが、絶対反対はするだろうなと予想がつきます。そこをなんとか説得しなくてはいけないんですが…。

ともかく「求めよ、さらば与えられん」の精神で来年は過ごしたいと思います。

年末は映画を観ている

ここ数年、年末は映画を観ることにしています。どこかへ旅行するにしては寒いし、一人旅をするにしてもあまり気が乗らないので、何か普段あまりできないことを自分なりに考えた結果、映画に行き着いたのです。

今年は先に書いた『恋人たち』のほかに3本、『だれも知らない建築のはなし』、『創造と神秘のサクラダ・ファミリア』、『ヒトラー暗殺、13分の誤算』観ました。

どれも自分の知らなかった世界を描いていて、とても見ごたえのある映画でした。特に『ヒトラー暗殺、13分の誤算』は、一部フィクションがあるようですが、史実に基づいているとのことで、とても生々しくて、見終わった後はガーンと衝撃を受けました。

昨日で一通り観たい映画は観られましたが、来年はもう少し色々観て自分の世界を広げていきたいと思います。

クリスマスイブに思うこと

今日はクリスマスイブです。職場の近くが観光スポットということもあり、楽しそうに過ごしている人たちの姿を見かけます。

僕は今日も普段どおりの仕事です。懸案を抱えていることもあり、ホッと一息つくこともできず、おまけに仕事納めの日に幹部との打ち合わせが入るかもしれないため、気が抜けない状況です。年が明けてからも色々とやらなければいけないことがあり、いつまで続くのかなと憂鬱な気分です。

何だかなぁと思って職場を出て、電車に乗って帰る途中、駅でケーキやパンを売っている店員さんを見かけました。お客さんを呼び込もうと一生懸命あげている声を聞いて、えらいなぁと心にグッとくるものがありました。でも、自分も頑張らないと、というやる気まではどうもおきないのです。

今日がクリスマスイブで周りは楽しそうだけど自分はそうではないからというよりも、ここ最近あまり楽しいと思えたり、物事に熱中できたりする時間が少なくなってきていて、妙に気持ちが覚めてしまっていることが一因なのかもしれません。平日は希望して就いたものではない仕事に1日の大半を費やさなければいけないし、かといって休日は無為な時間を過ごして終わってしまっている。やりたいことがあるかといえばそうでもない。

ケーキを売っている店員さんをはじめ、今日も精一杯働いている人はたくさんいるでしょう。僕はまだまだ甘いのかもしれません。

社会人ってこんなものなんでしょうか?

映画『恋人たち』を観た

昨日、テアトル新宿で映画『恋人たち』(橋口亮輔監督)を観ました。映画に詳しそうな人が今年一番の映画だということをつぶやいていたので、それに影響されて行って来ました。

ちなみに、テアトル新宿に行くのは初めてだったので、新宿駅に着いてからとても迷いました。その前に祖母のお見舞いに行っていて、京王線で新宿まで行ったのですが、そもそも京王線には普段から乗らないため、新宿駅でも自分が今どこにいるのかわからない状態に。何とかたどり着きましたが。

さて、映画の内容は前評判の通り良かったです。映画の主人公3人のそれぞれの生活にちょっとした変化が表れるのですが、その変化を通して、3人は恋人たちとどういう運命をたどるのか?、また主人公はどう生きていくのか?を描いています。

観る側にしてみれば、たぶん3人のうちのどの人物に思い入れするかは人それぞれ、その時の気分によって違うと思います。

僕は3人のうちでもゲイの弁護士に何となく思うところがありました。普段は完璧主義で人を見下したような態度をとっているのですが、ふとしたことがきっかけで自分が好意を寄せていた恋人や友達を失ってしまう。自分の思い通りにならないことの方が多いのが人間関係だし、人生ってそんなものなのかなぁと、その弁護士役を通して思いました。

でも、3人のうちでもメインの主人公と思われる男性の「よし!」っていう言葉のとおり、人生何が起こるか予測不能だけども、着実に毎日を過ごしていけばそれだけでいいんだよなとも思えました。

映画は普段あまり観ないので、今年一番!かどうかは分かりませんが、観て損はなかったです。あと、映画はさることながら、テーマソングを歌われているAkeboshiの楽曲にはまってしまいました。

SNSの人づきあい

僕は実名で登録するSNSは使ってはいなかったのですが、登録だけはしてみました。流行りに乗ってみようかなという軽い気持ちから。

登録して、学生時代の友達やら職場で一緒に働いたことのある人やらが、どんな投稿をしているのか見て懐かしい気持ちになったり、今、こんな感じなんだ〜と意外な一面に触れたりすることができました。

でも、さあ、自分も使ってみようとまでは思えなかった。見ただけですごく疲れてしまったのです。

実際に面と向かって話をする方がその時にはエネルギーが僕にはかかるのですが、SNSに自分が登録してそこで交流すると、ずっと周りから見られているような感覚がして、鈍いエネルギーの消費がずっと続く気がするのです。

あと、正直な話として、この人とはあまり今後付き合いたくないなと思う人との付き合いもしなくてはいけない気がして、なんだか気が進まないのです。別にメッセージを交わすわけではないけれど、自分の近況を知られるので、なんだか嫌だなという感じがするのです。

とても言葉にしづらくて、感覚的な嫌な感じとしか今は言えないのですが、そんな気持ちを持ってしまいました。

このブログは一応匿名で投稿することを考えていますが、匿名がゆえの悪いことばかりが世間では言われていますが、匿名がゆえの良い点も僕にはあると思います。

少なくとも自分としては、あまり自分の意見や思いを人に直接伝えることが得意ではないので、こうしたブログで表現することで自分の中でのガス抜きをしたいのです。また、単なるガス抜きだけでなくて、建設的なコミニュケーションも図れれば、とも思っています。

確かにネット上のやり取りの中には、匿名で感情的な酷いやり取りがなされていることもあり、建設的なコミニュケーションを図るのはどうかという意見もあります。でも、そうした悪い面だけでなくて、匿名がゆえに、周りを気にせずに自分の思いを伝える建設的なコミニュケーションも取りうるのではないか?、とも思うのです。

うまくまとまった文章ではありませんが、そんなことを思った日でした。

大江健三郎の小説を読んでいる

いつのころからだったかは覚えていませんが、大江健三郎の小説や随筆が気になって読んでいます。

大江健三郎自選短篇 (岩波文庫)

大江健三郎自選短篇 (岩波文庫)

 

氏のこれまでの小説の流れのようなものが知りたくて、上記の文庫を買いました。時間のある休日に少しずつ読み進めています。

今日は『空の怪物アグイー』を読みました。『晩年様式集』の中で少し触れられていたのでどんな話なのか気になっていたものの、内容がファンタジーに近いものだろうと勝手に想像していました。しかし、見事に裏切られ、とても人間味のある小説でした。

まだ僕には失ってしまったと思うものが少ないのですが、生きていくうちにはそれが増えていくだろうとは想像できます。失ったものが、見上げる空から側に降りてくると思うと少し切ない気持ちになりました。